虫刺されは厳禁?(リンパ浮腫都市伝説)
“リンパ浮腫になったら蚊に刺されてはいけない”というのは
都市伝説だという事は、先に書いたとおりです。
1)蚊が媒介するリンパ系フィラリア症が日本では完全制圧された
2)虫刺されがきっかけの感染症は、虫刺されそのものよりも
かき壊して皮膚に傷がつくことが原因だからです。
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さてさて、日本では制圧されたし、夏も過ぎたことだし、しばらくは
「虫刺されの心配」ないと思ったら、事はそう単純ではありませんでした!
先日も虫刺されに関するご質問を受け、日本では心配はないですよと
お伝えしたら「あの、私、主人の転勤で○X△(東南アジアの国)
に住んでいるのです」
常にグローバルな視点をもたないと、と反省しました。
現在はWHOと製薬会社が協力して熱帯地方でも克服キャンペーンが
展開されており、良いお薬もあり極端に心配する必要はありませんが、
東南アジア地域では、まだ根絶宣言は出ていないことは念頭に置いてください。
(参照はコチラ)
また、蚊の活動する温度ですが、もっとも活発な気温は22度~30度
なのだそうです。そして、15度以下、35度以上になると活動を停止するのだ
そうです。
本日の東京の気温は20~29度、とすると蚊は一日中活動できるのです!!!
実は、蚊の攻撃は真夏よりも春秋が危険という記事もあります。
という訳で、まだしばらくは、虫刺され対策が必要というお話でした~
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