治療後のフクザツな思い

 healthクリックさんには、治療後に私が経験した複雑な
気持ちの変遷も記事にしていただきました。(記事はコチラ


私は、進行卵巣がん(ステージ3C)の治療としては大成功
の部類ですが、それでも社会復帰には苦労しました。

特に、がん発症と退職のタイミングが重なったため、
治療中は治療に専念できたものの、終わった途端に大きな
目標を失い、戻るべき職場もなく、何をしたらよいか
わからなくなってしまいました。
加えて、治療の終了=体調回復と思っていたのに治療終了時の
体は病気前とはまったく違っていたのです。今でこそ「元気な
がんサバイバー」と言われておりますが回復には5年を要しました。


回復そして社会復帰にこれほど時間がかかるのは私の能力不足が
理由と思っていましたが「こんなはずじゃなかった」という
お話をしたら、意外にも多くのサバイバーさんが、程度の差
こそあれ、類似の体験をなさっていることがわかりました。
そこでhealthクリックさんのインタビューを受けたときも
思いのたけをお話したという次第です。

末尾に書きましたように、リンパレッツのお店は治療後完全
復帰前の患者さんのオアシスになることも目標としております。
ご自分の治療経験を長々とお話になり、さめざめと泣いて、
サンプルもご覧にならずにお帰りになったお客様も
いらっしゃいますが(笑)そういう方と体験を共有するのも、
お店の一つの役割と考えております。

むくみよ、さらば!リンパレッツ

医療用弾性スリーブ・ストッキングのお店<リンパレッツ>店長のブログです。

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