リンパ浮腫と虫刺され
メジメと蒸し暑くなり、われわれの敵<もすきーと>
の活動が活発になってきました。
ところで、患者会に参加していると、虫刺されと浮腫の関係について
誤解が非常に多いことに気づかされます。
ある方は「浮腫の悪化や感染症を防ぐために、浮腫んだところを
隠します。とにかく虫に刺されないようにします」とおっしゃいました。
でも、絶対に虫に刺されないようにすることは可能でしょうか?
不可能ですよね。
そして、対策もむなしく虫に刺されてしまった場合はどうすれば
よいのでしょうか?
実は、ここからが肝心なのです。
本当に怖いのは、虫さされではなく、掻きこわしなのです。
痒さのあまり掻き壊して皮膚を傷つけ、そこから感染をおこすのが怖いのです。
ですから、残念ながら虫にさされてしまったときは、しっかり痒み止めを
塗り、掻き壊さないようにする(パッチや絆創膏をはるのがよいかも)
ことが大切です。
リンパ浮腫でも、いたずらに虫さされをおそれ夏の楽しみを必要以上に
がまんする必要はありません。
(そうは言っても半そで短パンで山にはいったり、浴衣でスプレーもせずに
川べりを歩くなんてチャレンジはやめてくださいヨ。)
正しい知識をもって、正しい対策をして、夏をのりきりましょうネ!
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